サブカル糞野郎のあの日々「エロくないAVの世界」
僕は当時、「AV難民」と言うレーベルで働いていた。ゴールドマン、平野勝之、バクシーシ山下などAVの世界では名を轟かせるような異才たちの手抜きとも言えるような超低予算AVの仕事に関わっていた。まあ、ほんとかなりはずれのはずれで手伝ってました。
しかし、当時はあまりサブカルに興味もなく、どちらかといえばミュージックビデオとかに興味があったのです。
そんなこんなでかなり近距離で伝説的なディレクターの人たちをみたのですが、当時は「監督失格」も制作前、「テレクラキャノンボール2013」も制作前、「エロの「デザインの現場」」も出版前でしたから、全く売れませんでした。
ただ、才能の欠片も糞もない僕から見ても、出来上がりの映像を見ると明らかに突出した人間であることは間違いありませんでした。
というのは、やはりこの人たちの薄情さです。中でも印象的だったのは山下さん。
この人はAVギャル達に対して非常に冷静な視線を持っていました。当時、すっぴんを晒すということはあまりメジャーではなかったですが、そこにいち早く目をつけたのも山下さんでした。
ただ、結構前のことのはずでかなり記憶はおぼろげなのに当時みたAVの記憶は結構残っていて、「アムステルダムハイ」とか「僕と企画女優の生きる道」とか後追いでみた「裸の大陸」とか「アイデンティティ」とか変な映像を沢山見ました。
あと、その勤めていたレーベルの企画で山下さんがロフトプラスワン系のイベントスペースで暴走していた時に、うしじまいい肉さんが来ていて野球拳で負けて脱がされていたのを見た気がします。
その後、その会社を辞めて映像制作会社に入ったのですが、そこはなんと入社半年で倒産してしまいました。
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